トルコ・シリア首脳会談は実現「可能」=シリア反体制派幹部
ロイター / 2024年9月26日 13時18分
シリアの反体制派統一組織「シリア国民連合」のハディ・バフラ議長(写真)は、シリアのアサド大統領とトルコのエルドアン大統領の首脳会談は可能性が低いものの実現「可能」であり、戦争によって混乱が深まる中東に調停のメッセージを送ることになるとの見方を示した。イスタンブールの同連合事務所でロイターに語った。写真は19日、インタビュー後に撮影(2024年 ロイター/Jonathan Spicer)
Jonathan Spicer
[イスタンブール 25日 ロイター] - シリアの反体制派統一組織「シリア国民連合」のハディ・バフラ議長は、シリアのアサド大統領とトルコのエルドアン大統領の首脳会談は可能性が低いものの実現「可能」であり、戦争によって混乱が深まる中東に調停のメッセージを送ることになるとの見方を示した。イスタンブールの同連合事務所でロイターに語った。
エルドアン氏は先週、アサド氏との首脳会談を呼びかけていた。シリアの反体制派を支援してきたトルコは、シリアとの国境地帯の安全確保と300万人を超えるシリア人難民の本国送還を目指す中、直接対話へ向けた働きかけを強化している。
バフラ氏は、シリアが現時点では要求に応じられないことをトルコは熟知しているものの、首脳会談は「可能」だと述べた。
また、パレスチナ自治区ガザでのイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘と、レバノンでのイスラエルと親イラン民兵組織ヒズボラとの戦闘によってシリアの貧困、飢餓、過激主義、暴力が世界から注目されなくなっており、シリアは「完全に崩壊」する深刻なリスクを抱えていると訴えた。
世界と中東の大国にとってシリア問題は優先順位が低く、シリアが直面している人道危機は「管理可能」と考えられている。だが、バフラ氏はこうした解釈が誤っていると強調した。
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