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メキシコ中銀が0.25%利下げ、政策金利10.50% 決定は4対1

ロイター / 2024年9月27日 7時31分

メキシコ中央銀行は26日の会合で政策金利を0.25%ポイント引き下げ、10.50%とした。4月撮影(2024年 ロイター/Henry Romero)

[メキシコ市 26日 ロイター] - メキシコ中央銀行は26日の会合で政策金利を0.25%ポイント引き下げ、10.50%とした。国内のインフレが緩和する中、8月に続き2会合連続で0.25%ポイントの利下げを決定した。

追加利下げの可能性について慎重ながらも楽観的な姿勢を示した。

決定は全会一致ではなく、4対1。ヒース副総裁が政策金利を10.75%に据え置くよう主張した。

ロイターが実施したアナリスト調査では、0.25%ポイントの利下げが予想されていた。  

中銀は声明で「インフレを巡る環境を踏まえ、一段の政策金利の調整が可能になると予想している」とした。ただ、インフレ見通しは「依然として金融政策の引き締め姿勢を求めている」と強調した。

メキシコ国立統計地理情報院(INEGI)が24日発表した9月前半の消費者物価指数(CPI)は前年同月比4.66%上昇。伸びは8月の5.16%のほか、ロイターがまとめたエコノミスト予想の4.73%を下回った。

中銀はこの日、第4・四半期の総合インフレ率の予想を従来の4.4%から4.3%に下方修正し、コアインフレ率の予想も3.9%から3.8%に引き下げた。

メキシコペソは政策金利発表直後に0.4%上昇したが、その後は横ばいで推移した。

フィッチ・レーティングスのカルロス・モラレス氏は金利決定を受けて、政府が推進する一連の憲法改正を巡る不確実性によりペソに対するインフレ上昇圧力が続くと予想していると述べた。

ただフィッチは、インフレは全般的に低下傾向にあり、今後は賃金の下落を予想しているとし、「今年後半にさらなる利下げがあり、その後も来年を通じて利下げが行われる」との見通しを示した。

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