サル痘ワクチンの大規模接種は不要、南ア専門家らが見解
ロイター / 2022年5月26日 10時21分
南アフリカの疾病専門家らは、サル痘感染が新型コロナウイルス並みの規模で拡大するとはみておらず、世界的に大規模ワクチン接種を進める必要はないとの見解を示した。写真は、「サル痘ワクチン」とラベル付けされたバイアル。2022年5月25日に撮影。(2022年 ロイター/Dado Ruvic)
[ヨハネスブルク 25日 ロイター] - 南アフリカの疾病専門家らは、サル痘感染が新型コロナウイルス並みの規模で拡大するとはみておらず、世界的に大規模ワクチン接種を進める必要はないとの見解を示した。
25日時点で、南アでのサル痘感染確認や疑い例は見つかっていないという。
サル痘は西・中部アフリカの風土病。通常は軽度のウイルス性感染症だが、5月初め以降に欧州を中心に少なくとも19カ国で200件以上の感染確認および疑い例が発生しており、南ア保健当局は警戒を強化している。
今回の感染と関連している株は致死率が1%前後。これまでのところ死亡例は報告されていない。
南ア国立伝染病研究所(NICD)のエグゼクティブディレクター、エイドリアン・プレン氏は記者会見で、「現時点で大規模なワクチン接種は不要だ」と指摘。
その上で、「ワクチンに費やせる資金には限りがあるため、優先順位とアプローチ方法を策定する必要がある」などと述べ、ワクチン使用はより病原性や致死率の高い疾病に優先すべきとの認識を示した。
この記事に関連するニュース
-
はしか感染者が早くも20人、拡大の懸念…子どものワクチン接種率は低下傾向
読売新聞 / 2024年3月24日 14時35分
-
はしかの感染報告相次ぐ 海外から持ち込みか、ワクチン供給量で慎重対応求める声も
産経ニュース / 2024年3月21日 19時58分
-
京大名誉教授・福島雅典氏の「コロナワクチン後遺症」調査に議論沸騰 福島氏が語る真意と専門家たちの検証ポイント
NEWSポストセブン / 2024年3月21日 7時15分
-
東京でも感染者が見つかった「はしか」どう防ぐ? 少ないウイルス量でも感染して発病する可能性
東洋経済オンライン / 2024年3月15日 7時20分
-
飼い犬に「狂犬病ワクチン」、日本でどこまで必要か 海外渡航前に知っておきたい"人間のワクチン"
東洋経済オンライン / 2024年3月1日 10時30分
ランキング
-
1台湾で小林製薬の「紅麹原料」サプリ服用女性、腎不全を発症 現地メディア
日テレNEWS NNN / 2024年3月28日 20時59分
-
2イスラエル軍、レバノン南部を空爆…ネタニヤフ首相「ヒズボラへの対処なしに勝利はあり得ない」
読売新聞 / 2024年3月28日 23時0分
-
3ロシア軍機、クリミア半島沖で墜落 ロ当局
AFPBB News / 2024年3月29日 10時16分
-
4焦点:政争続けるイスラエル、ガザで戦った予備役兵士の怒りの声
ロイター / 2024年3月29日 8時0分
-
5銃乱射テロでプーチンはいかに弱体化を露呈したか
ニューズウィーク日本版 / 2024年3月28日 18時22分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください