株式への資金流入、3週間で890億ドル 過去最大＝ＢｏｆＡ

ＢｏｆＡは、新型コロナウイルスのワクチン開発に対する期待を背景に３週間で世界の株式に８９０億ドルの資金が流入したとのリポートをまとめた。写真は「コロナワクチン」と書かれた瓶から注射針で液体を取り出す女性。今年１０月３０日にボスニア・ヘルツェゴビナのゼニツァで撮影。（２０２０年　ロイター／Dado Ruvic）

［ロンドン　２６日　ロイター］ - ＢｏｆＡは、新型コロナウイルスのワクチン開発に対する期待を背景に３週間で世界の株式に８９０億ドルの資金が流入したとのリポートをまとめた。

３週間の流入額としては過去最大という。リポートは調査会社ＥＰＦＲのデータを基に作成した。

銀行、旅行・娯楽、石油会社など新型コロナの流行で打撃を受けていたバリュー株への資金流入が加速。バリュー株への資金流入額は３週間で７６億ドルと、過去２番目の高水準となった。

世界の株式市場は今月２５日に過去最高値を記録。今月に入って１２．７％値上がりしている。月間上昇率は記録的な水準に達するとみられている。

新興市場国の債券・株式にも３週間で過去最大の２８０億ドルが流入した。