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日経平均は反落、ジャクソンホール会議控え模様眺め

ロイター / 2021年8月27日 15時43分

 8月27日、東京株式市場で日経平均は反落した。ジャクソンホール会議を控えた週末とあって模様眺めムードが強く、弱いもちあいに終始した。パウエル米FRB議長とウィリアムズNY連銀総裁、米ワイオミング州のジャクソンホールで22日撮影(2021年 ロイター/Ann Saphir)

[東京 27日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反落した。年次経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)を控えた週末とあって模様眺めムードが強く、弱いもちあいに終始した。

海運株の堅調が目立ったものの物色面でも動意づくセクターが少なく、全体的に商いも細っている。

前日の米国株式市場は反落して取引を終えた。アフガニスタン情勢への不安が重しとなったほか、27日のジャクソンホール会議を前に米連邦準備理事会(FRB)の政策変更を巡って警戒感が広がった。

これを受けて日本株は売り優勢で始まった。ただ、時価水準では割安感が生じるために押し目買いも入り、売り一巡後は下げ渋る展開。その後は、イベント控えで投資家が積極的に売買をする様子はみられず、後半は狭いレンジで推移した。

市場では「景気敏感株である海運株の堅調が心理的に安心感を与えている。割安感も手伝い時価水準では押し目が入るため、大きく崩れることはないだろう」(東海東京調査センター・シニアストラテジストの中村貴司氏)との声も聞かれた。

TOPIXは0.34%安。東証1部の売買代金は2兆1135億3100万円だった。東証33業種では精密機器、倉庫・運輸関連業、石油・石炭製品などが下げた一方、海運業が大幅上昇したのが目立つ。

個別では、トヨタ自動車が軟調なほか、指数寄与度が大きいファーストリテイリングも下落。商船三井が大幅高となり年初来高値を更新し、レーザーテックも高い。

東証1部の騰落数は、値上がり880銘柄に対し、値下がりが1175銘柄、変わらずが134銘柄だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 27641.14 -101.15 27581.24 27481.23

─27670.66

TOPIX 1928.77 -6.58 1926.08 1919.50

─1930.12

東証出来高(万株) 86985 東証売買代金(億円) 21135.31

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