1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

マレーシア新内閣発表、財務相など主要閣僚は留任

ロイター / 2021年8月27日 15時49分

 8月27日、マレーシアのイスマイルサブリ・ヤーコブ新首相(写真)は内閣の顔ぶれを発表し、財務相などの主要閣僚を前政権から留任させた。クアラルンプールで21日撮影(2021年 ロイター/Lim Huey Teng)

[クアラルンプール 27日 ロイター] - 先週就任したマレーシアのイスマイルサブリ・ヤーコブ新首相は27日、内閣の顔ぶれを発表し、財務相などの主要閣僚を前政権から留任させた。

新型コロナウイルス危機に見舞われる中、政治の安定回復を目指す。

イスマイルサブリ首相は、ムヒディン前政権でも財務相を務めたテングク・ザフルル・アジズ氏を同じポストに任命。同様に国際貿易、国防、労働、教育を担当する4人の主要閣僚も前政権から留任させた。

首相はテレビ演説で「この内閣の布陣は、安定と何よりもマレーシア国民の利益と安全を優先することを維持するため、現在の状況に基づいて再構築したものだ」と述べた。

また、各省は最初の100日以内に早期の成果を上げる必要があると指摘。段階的な経済活動の再開も目指すと付け加えた。

新型コロナ対応を巡っては、科学相としてワクチン接種プログラムの陣頭指揮を執っていたカイリー・ジャマルディン氏が保健相に就任し、相互に入れ替わる形で保健相だったアドハム・ババ氏が科学相に就き、同プログラムを監督する。

ただ、代わり映えしない布陣には疑念の声も上がっている。

シンガポール国際問題研究所のシニアフェロー、Oh Ei Sun氏は「再構築された内閣ではない。変わらぬいつもの顔ぶれ、一部ポストの交換という意味では『相互改造内閣』のようだ。前政権よりも良い仕事ができるという期待はあまり抱けない」と述べた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください