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三菱自、今期営業益26%増へ 円安効果で上方修正

ロイター / 2022年7月27日 18時13分

 7月27日、三菱自動車工業は、2023年3月期(今期)の連結業績予想を上方修正した。写真は同社のロゴ。ジュネーブで2019年3月撮影(2022年 ロイター/Pierre Albouy)

[東京 27日 ロイター] - 三菱自動車工業は27日、2023年3月期(今期)の連結業績予想を上方修正した。営業利益は前期比26%増の1100億円となる見通し。従来は900億円を見込んでいたが、為替の円安効果などが寄与する。修正後の営業利益予想は、IBESがまとめたアナリスト15人によるコンセンサス予想1003億円を上回る。

従来予想に比べ、為替の影響で200億円、売価引き上げや高採算車種の販売比率向上で80億円それぞれ営業利益を押し上げる。

今期の売上高は15.3%増の2兆3500億円(従来予想は2兆2900億円)、最終利益は21.6%増の900億円(同750億円)にそれぞれ引き上げた。想定為替レートは1ドル=125円(従来は122円)に円安方向へ見直した。年間配当は引き続き未定とした。世界販売計画は従来のまま93万8000台を維持する。

池谷光司副社長はこの日のオンラインによる決算会見で、半導体不足と中国・上海でのロックダウン(都市封鎖)による影響について、5月の決算会見で公表した今期の想定影響台数(10─11万台)に対して「3万台くらい改善するのでは」と説明。一方、自動車を運ぶ船舶の混乱・遅れで「マイナスが2万5000台くらい出そうだ」とも話し、今期は「5000台程度」改善するとの見通しを示した。

会見に同席した長岡宏副社長は「上海のロックダウンはほぼ解消しており、半導体不足も足元で改善傾向にある」と指摘。7月以降の生産は「リカバリー(挽回)できる」との見立てだ。ただし、仮に生産が挽回できたとしても、輸送する船舶が十分確保できない可能性もあるとの懸念を示した。

同時に発表した22年4─6月期の連結決算は、売上高が前年同期比22.4%増の5286億円、営業利益は約2.9倍の307億円、最終利益は約6.3倍の385億円だった。

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