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自民総裁選、きょう午後に投開票 接戦の公算

ロイター / 2024年9月27日 10時19分

 9月27日、 次期首相を事実上決める自民党総裁選挙が投開票日を迎えた。都内の自民党本部前で25日撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)

[東京 27日 ロイター] - 次期首相を事実上決める自民党総裁選挙が27日、投開票日を迎えた。午後から始まる投票は、9人の候補いずれも過半数を獲得できず、最終的に2人の決選になる可能性が高い。

史上最多となった立候補者9人のうち、日本のマスコミ各社の調査では石破茂元幹事長(67)、小泉進次郎元環境相(43)、高市早苗経済安保相(63)の3氏が優勢とされるも接戦が予想される。石破氏は5回目の挑戦で悲願達成を、小泉氏は最年少の首相を、高市氏は女性初の宰相を目指す。

小林鷹之・前経済安保担当相、河野太郎デジタル担当相、林芳正官房長官、茂木敏充幹事長、加藤勝信・元官房長官、上川陽子外相も立候補している。

金融市場に最も影響を与えそうなのは「アベノミクス」継承を明確にうたう高市氏が勝利した場合で、麻生太郎副総裁が同氏を支持する意向を固めたとの一部報道を受け、外国為替市場は織り込むような動きが出ている。「高市氏が勝利するとの期待感から円売りに動いている向きもあるようだ」(外銀関係者)という。

党員票の獲得予想などマスコミによる各種調査の多くでトップに立つ石破氏は、日銀の独立性を尊重する考えを示している。改革を前面に打ち出す小泉氏は、終身雇用を前提とした労働市場の流動化やライドシェアの全面解禁などを訴える。

総裁選は衆参両院の議長を除く国会議員票368票と、同数の党員・党友票(368票)を合わせた736票で争う。1回目の投票で過半数を得た候補がいない場合は上位2人による決選投票を行う。決選投票結果が引き分けの場合はくじ引きで決まる。

午後1時以降に投票が始まり、決選投票まで進むと最終結果は午後3時半ごろに判明する。

新総裁は10月1日召集の臨時国会で首相に指名され、4日にも所信表明演説を行い、7─9日に衆参両院で代表質問に応じる見通し。総裁選で掲げた政策は、所信表明演説に盛り込まれる公算が大きい。

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