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豪CPI、第1四半期は21年ぶり高い伸び 来週の利上げ観測強まる

ロイター / 2022年4月27日 12時42分

オーストラリア連邦統計局が27日発表した第1・四半期の消費者物価指数(CPI)は前年比で5.1%上昇と、伸びは前期の3.5%から加速し、2001年以来の大きさとなった。写真は、シドニー市内の小売店舗。2022年2月17日に撮影(2022年 ロイター/Stephen Coates)

[シドニー 27日 ロイター] - オーストラリア連邦統計局が27日発表した第1・四半期の消費者物価指数(CPI)は前年比で5.1%上昇と、伸びは前期の3.5%から加速し、2001年以来の大きさとなった。ガソリン価格、住宅建設費、食品価格全てが上昇。早ければ来週にも利上げがあるとの観測が強まった。

市場では、5月3日に政策金利が0.1%から0.25%に引き上げられるとの見方が急速に強まった。ただ、同月21日の総選挙を間近に控え、このような突然の利上げは政治的波紋を呼ぶとの観点から6月の引き上げを予想する向きも依然多い。

先物市場も、1回または2回の利上げより6月までに政策金利が0.5%へ達するとの見方にシフトしている。

GSマクロのエコノミスト、アンドリュー・ボーク氏は「豪中銀は6月に40ベーシスポイント(bp)引き上げ、政策金利を0.5%にすると予想している」と述べ、その後は2.5%のピークに向けて0.25%ずつの利上げがあると見込む。

CPIは前期比では2.1%上昇と、市場予想の1.7%上昇を上回った。

コアインフレ率に当たるCPIの中銀トリム平均値は前期比1.4%上昇と、過去最高の伸びを記録。前年比は3.7%上昇で、09年序盤以来の大幅な伸びだった。

コアインフレ率が豪中銀の目標値である2─3%を上回ったのは10年以来初めて。

統計局は「供給の途絶、輸送コストの上昇、その他国内外のインフレ要因が経済全体に波及する中、物価上昇の裾野が広がったことを反映した」と述べた。

ガソリン価格は前年比35%上昇し、新築住宅価格は過去最高となる13.7%の上昇率を記録した。食品価格も上昇した。

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