小売業販売、3月は前年比5.2%増 反動で4カ月ぶりプラス
ロイター / 2021年4月28日 9時56分
経済産業省が4月28日に発表した3月の商業動態統計速報によると、小売業販売額(全店ベース)は前年比5.2%増となり4カ月ぶりのプラスだった。内で2020年10月撮影(2021年 ロイター/Issei Kato)
[東京 28日 ロイター] - 経済産業省が28日に発表した3月の商業動態統計速報によると、小売業販売額(全店ベース)は前年比5.2%増となり4カ月ぶりのプラスだった。ロイターの事前予測調査では4.7%増が予想されていた。3月は緊急事態宣言が解除された上、前年同月が新型コロナウイルスの感染急拡大局面で学校閉鎖などがあったため、反動が表れた格好。2019年3月との比較では0.2%増となっている。
業種別では機械器具が前年比14.4%増、織物・衣服が同13.0%増、自動車が同10.5%増などとなった。普通車・軽自動車、パソコンや冷蔵庫・スマートフォンの販売が伸びた。気温上昇により春物・夏物衣類も好調だった。
一方、飲食料品は同0.2%減だった。
業態別では百貨店が前年比19.3%増、家電量販店が同13.6%増、コンビニエンスストアが同2.5%増となった。一方、ドラッグストアは同2.6%減、スーパーは同2.1%減だった。家電は、ノートパソコンやゲーム機、洗濯機、SIMフリースマホが好調だった。コンビニでは食品販売が減少した一方、たばこやDVDソフトなどが好調だった。ドラッグストアやスーパーは、昨年の感染拡大局面でトイレットペーパーやティッシュペーパー、コメなどの買いだめが起きた反動が表れた
3月の小売販売の季節調整済み前月比は1.2%増加しており、3カ月移動平均値などを考慮し、経産省では基調判断を従来の「横ばい傾向」から「持ち直しの動き」に引き上げた。
*内容を追加しました
*経産省の発表資料は以下のURLでご覧になれます。
http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/syoudou/index.html
この記事に関連するニュース
-
トヨタ、23年度は世界販売・生産が過去最高 HV好調
ロイター / 2024年4月25日 14時35分
-
3月コンビニ既存店売上高は前年比0.4%増、4カ月連続のプラス
ロイター / 2024年4月22日 15時24分
-
首都圏マンション、3月平均価格7623万円 反動で46.9%下落
ロイター / 2024年4月18日 16時40分
-
国内景気は、3カ月ぶりに改善 観光産業が押し上げ、今後は賃上げと為替レートの動向が焦点に
PR TIMES / 2024年4月5日 12時40分
-
鉱工業生産2月は前月比0.1%減、自動車減産で2カ月連続マイナス
ロイター / 2024年3月29日 9時37分
ランキング
-
1サイゼリヤ、ギリギリ「国内黒字化」も残る難題 国内事業の利益率0.05%、値上げなしで大丈夫か
東洋経済オンライン / 2024年4月24日 7時30分
-
2【速報】1ドル=155円を突破 円安止まらず 日米金利差「縮まらない」見方から円売り・ドル買い強まる
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年4月24日 21時19分
-
3山手線沿線の再開発が進む 「新宿、渋谷、品川」駅の工事はいつ終わるのか
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月25日 7時10分
-
4イトーヨーカドー、祖業のアパレル復活なるか アダストリアとの新ブランドが生んだ“相乗効果”
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月25日 10時0分
-
5目印は「エコだ値」シール、セブン-イレブン“見切り品”値引き拡大へ 食品ロス削減へ…客「貢献できて嬉しい」【Nスタ解説】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年4月23日 20時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください