米ミシガン大消費者信頼感、1月確報値は11年以来の低水準
ロイター / 2022年1月29日 1時27分
1月28日、米ミシガン大学が発表した1月の消費者信頼感指数(確報値)は67.2と12月確報値の70.6から低下し、2011年11月以来の低水準となった。高インフレとそれが所得に及ぼす影響への懸念が背景。写真は2020年3月、ニューヨーク州の小売店で撮影(2022年 ロイター/Mike Segar)
[28日 ロイター] - 米ミシガン大学が28日発表した1月の消費者信頼感指数(確報値)は67.2と12月確報値の70.6から低下し、2011年11月以来の低水準となった。高インフレとそれが所得に及ぼす影響への懸念が背景。
1月は速報値の68.8から下方修正された。市場予想は68.7だった。
現況指数と期待指数もともに速報値から下方修正された。1月の現況指数は72.0。速報値は73.2、12月確報値は74.2だった。1月の期待指数は64.1。速報値は65.9、12月確報値は68.3だった。
調査責任者のリチャード・カーティン氏は声明で、高インフレ抑制に向け米連邦準備理事会(FRB)が間もなく実施する措置によって消費者信頼感が一段と悪化する可能性があると指摘。「消費者の最大の関心事はインフレ率の上昇と実質所得の減少だが、経済を減速させようとするFRBの政策を解決策の一部ではなく、問題の一部と誤解する可能性がある。特に新型コロナウイルスを巡る不確実性やその他の地政学的リスクの高まりを考慮すると、消費者がこうした小さな刺激に過剰反応することがリスクだ」と述べた。
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