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イラン、核合意再建協議の期限やIAEA査察報告を拒否

ロイター / 2022年2月28日 12時37分

 イランは27日、ウィーンで開かれている核合意再建交渉について、欧米側が設定するいかなる期限も受け入れない考えを表明した。写真左はイラン側交渉責任者アリ・バゲリ・カニ氏。8日ウィーンで撮影(2022年 ロイター/Leonhard Foeger)

[ドバイ 27日 ロイター] - イランは27日、ウィーンで開かれている核合意再建交渉について、欧米側が設定するいかなる期限も受け入れない考えを表明した。また、イランの核関連活動に関する国際原子力機関(IAEA)の「政治的動機に基づく」主張の撤回を求めた。イラン国営テレビが報じた。

国営テレビのウェブサイトによると、イラン外務省のハティブザデ報道官は「われわれは(IAEA)の質問あるいは政治的動機に基づく、根拠が認められない主張に回答した。検証を終了する必要がある」と訴えた。

核合意再建協議では、IAEAがイランの未申告施設で検出したと報告しているウラン粒子に関する疑問点がいまだに解消されていない。

報道官はまた「イランはいかなる期限も受け入れない」と表明。米国が核合意再建協議の期限を設定したとする報道が念頭にあるとみられる。

イラン通信(IRNA)は、イラン側の交渉責任者であるアリ・バゲリ・カニ氏が協議再開のため、ウィーンに27日夜に戻ると報じた。先週イランに帰国し、政府当局間で話し合いを行っていた。IRNAは、同氏が未解決の問題の解決を目指すと伝えた。

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