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インバウンド関連株が軟調、処理水放出で対中関係に懸念

ロイター / 2023年8月28日 10時56分

28日の東京株式市場でインバウンド関連銘柄が総じて軟調に推移している。写真は2022年10月、東京の羽田空港で撮影(2023年 ロイター/Issei Kato)

[東京 28日 ロイター] - 28日の東京株式市場でインバウンド関連銘柄が総じて軟調に推移している。資生堂をはじめ、三越伊勢丹ホールディングス、高島屋、J.フロント リテイリングなどの百貨店、オリエンタルランド、日本航空が売られている。福島第1原子力発電所の処理水放出後の中国側の動きに関する報道で、訪日観光客への影響が懸念されており、利益確定売りの動きが広がっているという。

インバウンド関連銘柄は中国人団体旅行の解禁を受けて、このところしっかりとした動きをみせていたが、きょうはさえない展開となっている。市場では「週末に日中関係を巡るネガティブなニュースが出てきたこともあり、高値圏にあったインバウンド関連を利益確定する動きが広がっている」(国内証券ストラテジスト)との声があった。

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