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日本選手団の95%がすでにワクチン接種開始=山下JOC会長

ロイター / 2021年6月28日 15時5分

 6月28日、日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長(写真)は、外国特派員協会の記者会見で、日本の選手団の約95%がすでに新型コロナウイルスのワクチン接種を始めていることを明らかにした。写真は3日都内での代表撮影(2021年/ロイター)

[東京 28日 ロイター] - 日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長は28日、外国特派員協会の記者会見で、日本の選手団の約95%がすでに新型コロナウイルスのワクチン接種を始めていることを明らかにした。

山下会長によると日本選手団は6月1日からワクチン接種を始めており、監督、コーチ、スタッフも含め約1600人が接種を受ける予定。

同会長は「日本の選手、候補選手たちのワクチン接種に関しては、95%くらいがすでに1回目のワクチンを打っている。95%はかなり高い数字だ」と述べた。

また、海外から大会で訪日し選手村に入る選手団・関係者についても、全体の84%がワクチンの接種を始めていると述べた。国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長から説明があったという。

ウガンダから来日した選手団の中で新型コロナウイルスの陽性者が出たことに関連し、山下会長は「ワクチンを2回打って来日しても、全員陰性とはならない」とし、空港での管理やその後の検査の徹底など、水際対策が大切だと強調した。

東京大会が延期となる前に、日本は金メダル30個獲得を目標としていたことについて質問され、同会長は「(金メダル30個が)重要かと言われたら、『ノー』とはっきり明言したい」と答えた。

新型コロナ感染によって当時とは条件が大きく異なり、海外の選手の動向も把握できないなか、「30個を求めることにどれほどの価値があるのか」とし、JOC内部でもメダル獲得目標について議論はされていないと述べた。

*内容を追加しました。

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