シドニー都市封鎖、GDP0.1%押し下げの公算=エコノミスト
ロイター / 2021年6月28日 15時55分
オーストラリア最大都市のシドニーで2週間のロックダウン(都市封鎖)が導入されたことについて、エコノミストの間では、国内総生産(GDP)を約20億豪ドル(15億米ドル)押し下げる公算が大きいとの見方が出ている。写真は、ロックダウンされたシドニー中心部の様子。2021年6月28日に撮影。(2021年 ロイター/Loren Elliott)
[シドニー 28日 ロイター] - オーストラリア最大都市のシドニーで2週間のロックダウン(都市封鎖)が導入されたことについて、エコノミストの間では、国内総生産(GDP)を約20億豪ドル(15億米ドル)押し下げる公算が大きいとの見方が出ている。これは年間のGDPの約0.1%に相当する。
全国でワクチン接種が遅れていることも、大きな圧迫要因になる見通しという。
現在、同国でロックダウンや行動制限の対象になっているのは、人口の約70%に相当する1800万人前後。ワクチン接種は予想より遅れており、少なくとも1回のワクチンを接種した人は人口の約25%と、米国やシンガポールの50%以上、英国の66%を下回っている。
オックスフォード・エコノミクスのプリンシパル・エコノミスト、ショーン・ラングケーキ氏は「ワクチン接種が完了するまで、新型コロナ流行が引き続き下振れリスクの原因になることは明らかだ」と指摘。
モルガン・スタンレーとAMPは、2週間にわたるシドニーのロックダウンで年間GDPの約0.1%に相当する20億豪ドルの影響が出ると指摘した。
シドニーを州都とするニューサウスウェールズ州は、国内経済活動の約3分の1を占める。
AMPのチーフエコノミスト、シェーン・オリバー氏は、豪準備銀行(RBA)が来月の理事会で「相対的に慎重」になると予測した。
RBAは、来月6日の理事会で債券買い入れ計画などの大規模な改革を発表するとみられている。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
13年以内に「35%が辞める」Z世代離職の3つの理由 「Z世代の離職」を防ぐ関わり方、組織の作り方
東洋経済オンライン / 2024年12月10日 8時0分
-
2「オレオ」展開の米菓子大手モンデリーズ、ハーシーの買収を検討
読売新聞 / 2024年12月10日 10時13分
-
3特定扶養控除引き上げ、2割以上 政府与党、年収要件緩和案
共同通信 / 2024年12月10日 11時21分
-
4国家公務員に冬のボーナス 追加支給で72万円
共同通信 / 2024年12月10日 11時18分
-
5「老後2,000万円問題」とはなんだったのか…マスコミが“スルー”した、金融庁が本当に伝えたかった事実
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年12月10日 11時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください