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イラク、米軍の空爆を非難 再発防止に「あらゆる法的手段検討」

ロイター / 2021年6月29日 0時21分

イラク政府は28日、イランが支援する武装組織のシリアとイラクの拠点を米軍が空爆したことを非難し、再発防止に向け「あらゆる法的手段を検討する」と表明した。写真はイラクのカディミ首相。2020年10月撮影(2021年 ロイター/Stefanie Loos)

[バグダッド 28日 ロイター] - イラク政府は28日、イランが支援する武装組織のシリアとイラクの拠点を米軍が空爆したことを非難し、再発防止に向け「あらゆる法的手段を検討する」と表明した。

イラクのカディミ内閣は緊急安全保障会議を開き、米軍による空爆はイラクの主権侵害にあたると非難した。

親米派のカディミ首相が米国を非難するのは異例。イラク当局者は、イランと米国との間の軋轢の高まりに巻き込まれるのを回避したいとしている。

米軍は27日、武装組織がイラクの米施設・人員に対しドローン(無人機)攻撃を行ったことを受け、イランが支援する武装組織のシリアとイラクの拠点を空爆。国防総省の発表によると、空爆はシリア国内の2カ所、イラクの1カ所で武装組織の作戦拠点や武器庫を標的に実施された。

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