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日本車8社の8月世界生産12%減、新型コロナ影響からの回復傾向続く

ロイター / 2020年9月29日 17時30分

 9月29日、日本車メーカー8社が発表した8月の世界生産は8社合計で前年同月比12.3%減の186万8729台だった。写真は川崎市内で5月撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)

[東京 29日 ロイター] - 日本車メーカー8社が29日発表した8月の世界生産は8社合計で前年同月比12.3%減の186万8729台だった。新型コロナウイルス感染拡大に伴う新車需要減退と一部の生産調整の影響で前年同月を下回った。ただ、減少幅は5月が61.4%減、6月が25.6%減、7月が14.1%減と徐々に縮小してきている。

国内生産も17.4%減の53万5588台と減少幅は6月の36.4%減、7月の21%減から改善傾向にある。

トヨタ自動車<7203.T>の世界生産は約7%減の63万4217台。新型コロナの感染拡大による影響が残り、前年同月比では8カ月連続で減少したが、想定を上回るペースで世界販売が改善しており、特に中国と日本での回復がけん引した。

ホンダ<7267.T>の世界生産は約6%減の38万9481台。コロナの影響で国内外での需要動向に合わせた生産調整が続いており、国内生産は12カ月連続で前年同月を下回った。一方、米国は2.2%増と2カ月連続で前年同月を上回ったほか、中国では18%以上伸び、8月単月として過去最高の生産を記録した。

その他のメーカーの世界生産は、三菱自動車<7211.T>が前年同月からほぼ半減した。新型コロナの感染拡大が続いているインドネシアでの生産が約84%減った。同じくインドネシアでの生産が振るわないダイハツ工業も約21%減となった。日産自動車<7201.T>が約25%減、マツダ<7261.T>が約16%減だった。

一方、スズキ<7269.T>の世界生産は1.3%増と8カ月ぶりに増加。主力市場のインドが11%増と8カ月ぶりにプラスに転じ、国内も8.5%増と3カ月連続で増えた。

SUBARU<7270.T>の世界生産は22%増と2カ月連続で伸びた。米国では在庫が不足してきており、在庫補填(ほてん)に向けて同国での生産を増やしているため、海外生産は前年同月比81.5%増と8月単月として過去最高となった。

(白木真紀)

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