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ユーロ下落、ECBが追加緩和示唆=NY市場

ロイター / 2020年10月30日 6時16分

終盤のニューヨーク外為市場ではユーロが対ドルで下落し、4週ぶり安値を付けた。欧州中央銀行(ECB)が追加緩和の可能性を示唆したことが材料となった。ブリュッセルで2011年12月撮影(2020年 ロイター/YVES HERMAN)

[ニューヨーク 29日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場ではユーロが対ドルで下落し、4週ぶり安値を付けた。欧州中央銀行(ECB)が追加緩和の可能性を示唆したことが材料となった。

ドルは対円で上昇したほか、対スイスフランでも3週ぶり高値を付けた。

ECBは29日の定例理事会で主要な政策変更を見送り、12月に追加対策を講じる可能性を示唆。ラガルド総裁は会見で「われわれは新型コロナウイルスのパンデミックと感染拡大、および感染拡大抑制策が経済に及ぼす影響の重大性を認識しており、次回理事会で政策措置を調整する必要があるとの見解で一致した」と表明した。

米経済指標では、第3・四半期の実質国内総生産(GDP)速報値が年率換算で前期比33.1%増と、政府が統計を開始した1947年以来最大の伸びを記録した。政府が導入した3兆ドルを超える景気刺激策が個人消費を押し上げた。

週間の新規失業保険申請件数は75万1000件と、前週の79万1000件から減少。新型コロナのパンデミック(世界的大流行)を受けた3月以降の高水準からは大きく改善したが、2007─09年の金融危機時のピーク(66万5000人)はなお上回っている。

ユーロ/ドル は0.6%安の1.1671ドル。一時1.1650ドルと4週ぶり安値を付けた。ユーロ/円 は0.3%安の122.14円。

ウェルズ・ファーゴ(ニューヨーク)の通貨ストラテジスト、エリック・ネルソン氏は「レート市場の動向を見ると、フォワードレートの一部にさらなる低下期待が見受けられ、ECBによる追加利下げが予想される」と指摘。「欧州では新型コロナの感染防止に向け、米国以上に都市封鎖(ロックダウン)や制限が課せられていることもユーロを下押ししている」と述べた。

ドルは通貨バスケット<=USD>に対し0.5%高の93.942。

ドル/円 は0.4%高の104.67円。ドル/スイスフラン は0.6%高の0.9160フラン。一時0.9172フランと3週ぶり高値を付けた。

ドル/円 NY終値 104.61/104.64

始値 104.08

高値 104.72

安値 104.08

ユーロ/ドル NY終値 1.1674/1.1676

始値 1.1716

高値 1.1720

安値 1.1651

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