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米フォード、第2四半期の生産台数半減へ 半導体不足で

ロイター / 2021年4月29日 11時55分

米フォード・モーターが28日発表した第1・四半期決算は純利益が33億ドルと2011年以降で最高となった。写真は2020年9月撮影(2021年 ロイター/Rebecca Cook)

[28日 ロイター] - 米フォード・モーターが28日発表した第1・四半期決算は純利益が33億ドルと2011年以降で最高となった。ただ、世界的な半導体不足により、第2・四半期の生産台数が50%減少し、通期では110万台減少するという。

生産台数は年内には改善するとしたものの、半導体不足によって21年に約25億ドルのコストが発生するとした。

また、世界的な半導体不足は今夏に緩和する可能性があるものの、完全に解消されるのは来年になるかもしれないとの見方を示した。

株価は引け後の取引で2.9%安。

ジム・ファーリー最高経営責任者(CEO)は「半導体不足と生産への影響は、改善する前に悪化するだろう。第2・四半期が今年の底になる見込みだ」と述べた。

ジョン・ローラー最高財務責任者(CFO)は同社の見通しについて、ルネサスエレクトロニクスの工場で起きた火災が主に影響していると説明。ルネサスからの半導体供給は7月に回復すると見込んでいるが、世界的な自動車向け半導体不足は来年まで完全には解消されない可能性があると述べた。

第1・四半期の調整後税引前利益は48億ドルで過去最高となった。20年第1・四半期には20億ドルの損失を計上していた。

通期の利払い前・税引き前利益(EBIT)見通しは半導体不足を理由に55億─65億ドルに引き下げた。2月時には80億─90億ドルと見込んでいた。

第1・四半期の売上高は362億ドル。前年同期は343億ドルだった。

米調査会社エドモンズ・ドットコムによると、フォードは1台当たりの平均販売価格を前年同期の約4万4000ドルから4万8000ドル近くに引き上げることで減産の影響を一部相殺したという。

海外事業では欧州の売上高が13%増の71億ドル。税引き前利益は3億4100万ドルで、前年同期から黒字転換した。

中国では売上高が39%増の8億ドルとなった。損益は1500万ドルの赤字で、赤字幅は前年同期の2億4100万ドルから縮小した。

*内容を追加しました。

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