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米殺人件数、昨年は過去最大の29%増 新型コロナ影響か

ロイター / 2021年9月29日 9時21分

 米連邦捜査局(FBI)は27日、犯罪に関する年次報告を発表し、2020年に発生した殺人件数が前年比で約3割増加したと明らかにした。ワシントンで2019年3月撮影(2021年 ロイター/LEAH MILLIS)

[27日 ロイター] - 米連邦捜査局(FBI)は27日、犯罪に関する年次報告を発表し、2020年に発生した殺人件数が前年比で約3割増加したと明らかにした。暴力犯罪全体の件数も4年ぶり増加。専門家らは、新型コロナウイルス感染拡大による困難が一因とみている。

米紙ニューヨーク・タイムズとワシントン・ポストによると、昨年発生した殺人は前年比29.4%増と、1960年代の統計開始以来前年比では最大の増加幅となった。

暴力犯罪全体では5.6%増の130万件。一方、窃盗は7.8%減の約650万件で18年連続の減少となった。

昨年の殺人件数は、銃によるものが76%増加したことで押し上げられた。19年は73%増だった。

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