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BNPパリバ、第3四半期決算は予想上回る 自社株買い開始へ

ロイター / 2021年10月29日 17時25分

10月29日、フランスの銀行大手BNPパリバが発表した第3・四半期決算は、純利益が市場予想を上回った。パリのBNPパリバ店舗で2020年2月撮影(2021年 ロイター/Benoit Tessier)

[パリ 29日 ロイター] - フランスの銀行大手BNPパリバが29日発表した第3・四半期決算は、純利益が市場予想を上回った。

新型コロナウイルス流行に伴う貸倒引当金が減少したほか、株式トレーディングの収入が急増した。

純利益は前年同期比32.2%増の25億ユーロ(29億2000万ドル)。リフィニティブがまとめた市場予想の22億3000万ユーロを上回った。

収入は4.7%増の114億ユーロ。市場予想の112億2000万ユーロを上回った。貸倒引当金を反映するコスト・オブ・リスクは43.3%減少した。

同行は、11月1日に9億ユーロの自社株買いを開始すると発表した。

法人・投資銀行部門では、株式トレーディングが急増し、収入が79.3%増加した。ただ、債券・為替・商品トレーディングは28%の減収。第2・四半期は43%の減収だった。

同行は「顧客の取引は金利・外為市場で減っているが、コモディティー市場は依然として高水準だ」と表明した。

資産運用、ウエルスマネジメント、国際リテール金融、保険を含む国際金融サービス部門は、3%の減収。保険事業の寄与度が低下した。

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