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バイデン氏、仏大統領と直接会談 関係修復に腐心

ロイター / 2021年10月30日 5時45分

バイデン米大統領とフランスのマクロン大統領は29日、20カ国・地域(G20)首脳会議が開催されているローマで会談した。英豪による安全保障の新たな枠組み「AUKUS(オーカス)」を引き金に悪化した米仏の関係修復に努めた。(2021年 ロイター/Kevin Lamarque)

[ローマ 29日 ロイター] - バイデン米大統領とフランスのマクロン大統領は29日、20カ国・地域(G20)首脳会議が開催されるローマ市内の仏大使館で会談した。バイデン大統領は両国の関係悪化の引き金となった英豪による安全保障の新たな枠組み「AUKUS(オーカス)」を巡る対応は「まずかった」と述べ、米仏の関係修復に努めた。

オーストラリアはAUKUSの下、フランスと進めていた潜水艦開発計画を破棄し、米英の支援で原子力潜水艦を配備することを決定。仏政府は反発し、駐米大使と駐オーストラリア大使を召還する事態に発展した。

両国の関係悪化後初めてとなる直接会談で、バイデン大統領は「まずい対応で、十分な気遣いに欠けた」とし、オーストリアが潜水艦開発計画を進めない情報はすでにフランスに知らされていたという印象を受けていたと説明した。

その上で「フランスは極めて重要なパートナー」とし、米国にはフランスを超える長年かつ忠実な同盟国はなく、両国が世界で連携できない場所はないと強調した。

マクロン大統領も、バイデン大統領との会談は「重要」で、「将来に目を向ける」上で不可欠だったと述べた。さらに「今最も重要なのは、今後数週間、数カ月、数年に両国が一緒に何をしていくかだ」とした。

マクロン大統領はさらに、会談では欧州の防衛に対する米国の「強い」コミットメントが示されたとしつつも、「信頼は愛のようなものだ。宣言することは大事だが、証拠がより重要だ」と述べた。

また、政府高官によると、会談では中国の台頭のほか、イランやサプライチェーンを巡る問題、貿易などを巡り協議が行われた。

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