欧州、新変異株に対応可能 過去の感染波から学ぶ=ECB当局者
ロイター / 2021年11月30日 3時8分
新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン」の出現で投資家の不安心理が高まる中、欧州中央銀行(ECB)の政策当局者は29日、ユーロ圏経済は相次ぐ新型コロナ感染波への対応を学んできたとし、市場の動揺の鎮静化に努めた。2018年3月撮影(2021年 ロイター/Ralph Orlowski)
[フランクフルト 29日 ロイター] - 新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン」の出現で投資家の不安心理が高まる中、欧州中央銀行(ECB)の政策当局者は29日、ユーロ圏経済は相次ぐ新型コロナ感染波への対応を学んできたとし、市場の動揺の鎮静化に努めた。
ECBのラガルド総裁は28日、ユーロ圏では新型コロナの感染再拡大やオミクロン株の経済的影響に対応する態勢が以前より整っていると強調。来年のユーロ圏経済の回復に対する懸念はあるが、これまでに多くを学んできたとし、「感染第5波やオミクロン株のリスクに対応するため、われわれはより良い準備ができている」と述べた。
デギンドス副総裁も同日、オミクロン株が見つかったことやユーロ圏で新型コロナが流行していることを受けて、先行き不透明感が強まり経済予測が難しくなっているとしたものの、欧州ではワクチン接種率が大幅に上昇しているため、こうしたリスクに以前よりもうまく対処できると主張した。
一方、ECB理事会メンバーのデコス・スペイン中銀総裁は、ECBが金融政策を決定する際には「慎重過ぎるぐらい慎重になるべき」と指摘。ユーロ圏で来年あるいはそれ以降に利上げが実施される可能性は低いと語った。
週明け29日の市場では投資家がオミクロン株の影響を見極めたいとの見方を強めたことでいったんは落ち着きを取り戻した。
この記事に関連するニュース
-
金融当局、度重なるインフレショック想定すべき=IMF専務理事
ロイター / 2022年5月20日 2時21分
-
欧州委、EUとユーロ圏の2022年のGDP成長率予測をともに2.7%へ大幅に下方修正(EU、ユーロ圏)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2022年5月18日 15時0分
-
欧州市場サマリー(16日)
ロイター / 2022年5月17日 3時51分
-
NY外為市場=ドル下落、FRBの動きに注目 インフレがピーク近いとの見方も
ロイター / 2022年5月7日 6時33分
-
欧州市場サマリー(26日)
ロイター / 2022年4月27日 2時43分
ランキング
-
1日本で富裕層は「2%」。富裕層から読み解く、お金持ちとそうではない人の違い3選!
LIMO / 2022年5月26日 6時50分
-
275歳まで我慢すれば84%増になるが…お金のプロがあえて「66歳から年金受給」をオススメする理由
プレジデントオンライン / 2022年5月26日 12時15分
-
3「早く買わないとマンション価格はもっと上がる」今が家賃地獄から抜け出す最後のチャンスと言えるワケ
プレジデントオンライン / 2022年5月26日 15時15分
-
4「富裕層の人の特徴」を元銀行員が明かす!資産1億円以上のお金持ちは日本で何パーセントか
LIMO / 2022年5月25日 6時50分
-
5ジューススタンドをやるならタピオカよりバナナ…いきなりの駅ナカ展開に成功した元焼きそば店長の機転
プレジデントオンライン / 2022年5月26日 12時15分
ミッション中・・・
記事を最後まで読む

ミッション中・・・
記事を最後まで読む

記事を最後まで読む
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
