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ロシア当局、ウクライナ南部へルソンの市長拘束か

ロイター / 2022年6月29日 10時11分

[29日 ロイター] - ウクライナ南部へルソン州を占領しているロシア当局は、同国の治安部隊が28日にへルソン市のコリハエフ市長を拘束したと明らかにした。ロシア側の命令に従わなかったためだとしている。

へルソンはロシアがウクライナから併合したクリミア半島の北西に位置する港湾都市で、侵攻開始後1週目にロシア軍が制圧した。住民の大部分は退去している。

ロシア政府が一方的に任命したへルソン州の高官は通信アプリ「テレグラム」に、コリハエフ市長が治安部隊に拘束されたと投稿。これに対しコリハエフ氏の側近は、同氏がロシア当局への協力を拒否したために拉致されたと主張した。ロシア連邦保安局(FSB)が連れ去った可能性が高いとした。

ロシアが任命したへルソン州の別の高官は先に、コリハエフ氏がロシアによるウクライナの「非ナチ化」に「大きな損害」を与えたと主張した上で「ようやく中和された」と述べた。ロシア通信(RIA)が伝えた。

ウクライナ当局はコリハエフ氏の拘束を正式に認めておらず、ロイターも真偽を確認できていない。

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