フランスでもデルタ株増加、新規感染者の2割占める＝保健相

フランスのベラン保健相は、同国での新型コロナウイルスの新規感染例の約２０％がインドで最初に発見されたデルタ株だと明らかにした。写真は屋外でのマスク着用義務が解除され、街を歩く人々。パリで１７日撮影。（2021年 ロイター/Gonzalo Fuentes ）

［パリ　２９日　ロイター］ - フランスのベラン保健相は、同国での新型コロナウイルスの新規感染例の約２０％がインドで最初に発見されたデルタ株だと明らかにした。

ベラン氏は、国内ラジオに対し「デルタ株は現在、新規感染者の約２０％を占めている。感染者数は減少しており、絶対数ではなく比率が上昇し続けている」と述べた。

２８日に報告された感染者数は５０９人。１日当たりの新規感染者数の７日移動平均は１８１９人で約１０カ月ぶりの低水準となった。７日移動平均は４月１４日に４万２２２５人に達していた。

ベラン氏は、他国と同様、フランスでも感染力の強いデルタ株が徐々に主流になりつつあると述べた。

ドイツは２８日、デルタ株の新規感染者数が１週間前の倍以上になったと明らかにした。