中国、揚子江上流で大型の烏東徳水力発電所が稼動

　６月３０日、中国で２９日、烏東徳水力発電所の稼動式典が行われた。同発電所は長江（揚子江）の上流で巨額の費用を投じた巨大ダム計画の一つ。試験運用を経て第１号発電機が本格稼動した。写真は建設中の烏東徳水力発電所。２０１８年１１月撮影（２０２０年　ロイター）

［上海　３０日　ロイター］ - 中国で２９日、烏東徳水力発電所の稼動式典が行われた。同発電所は長江（揚子江）の上流で巨額の費用を投じた巨大ダム計画の一つ。試験運用を経て第１号発電機が本格稼動した。

烏東徳水力発電所は、雲南省と四川省の境界付近、長江の支流に位置する。国営の中国長江三峡集団有限公司が２０１５年末に着工、来年下半期までに完成する予定。

発電能力は１０ギガワット超。ダムの高さは２７０メートルで世界最高水準、貯水量は７４億立方メートル。ダム建設に当たり、住民約３万２０００人が転居を求められた。

新華社によると、投資額は総額１２００億元（１６９億５０００万ドル）。