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米コロナ感染者が900万人突破、2週間で100万人増=ロイター集計

ロイター / 2020年10月31日 3時31分

10月30日、米国で確認された新型コロナウイルス感染者数が2週間で100万人増加し、累計900万人を突破した。写真は同日、首都ワシントンで(2020年 ロイター/Hannah McKay)

[30日 ロイター] - 米国で確認された新型コロナウイルス感染者数が2週間で100万人増加し、30日に累計900万人を突破した。11月3日の米大統領選を前に感染が再び拡大している。

7月や8月には感染者数が100万人増加するのに16日間かかっていたが、今回は14日間となり、感染スピードは従来から加速している。

29日の新規感染者数は9万1254人と過去最多。直近7日間の平均は約7万7000人と2カ月前から倍増している。入院者数が過去最多を更新したのは50州中21州。死者数も増加傾向をたどり、累計で23万人近くに達している。

ロイターの分析によると、米国の人口1万人当たりの感染者数は272人、死者数は約7人。欧州は人口1万人当たりで感染者127人、死者4人となっている。

米国内で感染が最も深刻な州はテキサス州。次いでカリフォルニア州、フロリダ州となっている。

米ワシントン大学の保健指標評価研究所(IHME)によると、米全土の死者数は来年2月末までに50万人以上に達する可能性がある。

米国で先週実施されたコロナ検査数は770万件。陽性率は6.3%と前週の5.4%から悪化した。

陽性率はサウスダコタ州が40%と最も高く、続いてアイダホ州(34%)、ワイオミング州(29%)となっている。合計14州が10%を超えている。

ロイターの分析によると、南部の感染者数が約400万人と全体の約44%を占めている。

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