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英が世界初承認、アストラゼネカのコロナワクチン 来週接種開始

ロイター / 2020年12月31日 0時14分

英政府は30日、アストラゼネカとオックスフォード大学が共同開発した新型コロナワクチンを世界で初めて承認した。10月撮影。(2020年 ロイター/Dado Ruvic)

[ロンドン 30日 ロイター] - 英政府は30日、英アストラゼネカとオックスフォード大学が共同開発した新型コロナワクチンを世界で初めて承認した。

英保健省は「政府は本日、医薬品・医療製品規制庁(MHRA)からのオックスフォード大・アストラゼネカのワクチンの使用許可勧告を受け入れた」と表明。

ジョンソン首相は、国内で開発されたワクチンの承認を「英国の科学の勝利」と称賛した。

英国はすでに米ファイザーと独ビオンテックが共同開発したワクチンを承認し接種を開始している。

今回承認されたのは2回接種の方式。アストラゼネカのワクチンは後期治験で数週間間隔で2回接種すると62%の予防効果があるとの結果が出ている。ファイザーのワクチンと比較すると有効性では劣るものの、通常の冷蔵庫で保管でき、ファイザー製ほど超低温で管理する必要がないという利点がある。

医薬品委員会のコロナワクチン作業部会議長を務め、MHRAの決定にも関与したムニール・ピルモハメド氏は「最初の投与から2回目の投与まで3カ月の間隔を置いた場合、予防効果は最大80%まで高まることが分かったため、ワクチンの承認を勧告した」と記者団に述べた。

英国では感染拡大が深刻化、感染力の強い変異種も見つかっている。アストラゼネカのソリオ最高経営責任者(CEO)はBBCラジオに対し、ワクチンは変異種にも有効との認識を示した。

英政府はアストラゼネカのワクチンをすでに1億回分発注している。ハンコック保健相は、来週には数十万回分の接種が可能になるとした上で、「今回の承認を受け、春までには脆弱な人々に十分接種できると確信している」とスカイニュースに語った。

*内容を追加しました。

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