米、新興EVニコラの創業者を起訴 投資家に「虚偽の説明」
ロイター / 2021年7月30日 9時13分
7月29日、米司法当局は、新興電気自動車(EV)メーカー、米ニコラの創業者トレバー・ミルトン前CEO(写真)を詐欺罪で起訴した。写真はイタリア・トリノで2019年12月撮影(2021年 ロイター/Massimo Pinca)
[ニューヨーク 29日 ロイター] - 米司法当局は29日、新興電気自動車(EV)メーカー、米ニコラの創業者トレバー・ミルトン前最高経営責任者(CEO)を詐欺罪で起訴した。同社の事業について投資家を欺いたとしている。
訴因は証券詐欺2件と、ニコラの製品と技術に関して2019年11月から20年9月にかけて行った発言を巡る通信詐欺1件。ミルトン被告はマンハッタンの連邦裁判所に出廷し、無罪を主張した。
当局は、被告がソーシャルメディアへの投稿やテレビインタビューなどを通じてニコラの株価をつり上げ、個人的に多額の利益を得たほか、起業家としての自身の名声を高めたとしている。
マンハッタンの連邦検事は記者会見で「ミルトン被告は事業のほぼ全ての側面に関して虚偽の説明をした」と述べた。
有罪になれば、1件の訴因につき最長20年もしくは25年の禁錮刑が科される。
米証券取引委員会(SEC)も同日、ミルトン被告を民事提訴したと明らかにした。
被告の弁護人は「詐欺はなかった。裁判で争う用意がある」と述べた。
ニコラ自体は起訴されていないが、29日の米国株式市場で同社株は15%下落した。
ミルトン被告は2014年にニコラを創業し、同社が特別買収目的会社(SPAC)を介して上場した20年6月までCEOを務めた。
その後、空売り投資家のヒンデンブルグ・リサーチが同社に詐欺などの疑いがあると指摘したことを受け、20年9月に会長を辞任した。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1中山美穂さんの近親者に突撃するマスコミの病理 過熱報道も迷惑系YouTuberも愚かな受け手がいる
東洋経済オンライン / 2024年12月12日 8時25分
-
2脱毛「アリシアクリニック」破産前から危険サイン 脱毛サロンの倒産が繰り返される背景事情
東洋経済オンライン / 2024年12月12日 17時30分
-
3「なんで予約せずに指定席に座ってるの?」 度々発生する新幹線での訪日客トラブル、原因はルールの違いにあり?
乗りものニュース / 2024年12月12日 7時12分
-
4定年再雇用の給与、三菱UFJ銀行が現役時代と同水準に…週4勤務で7割から週5勤務へ拡大
読売新聞 / 2024年12月12日 16時4分
-
5トヨタ『ハリアー』など8車種、2万4000台リコール…ヘッドライトが点灯しない恐れ
レスポンス / 2024年12月12日 13時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください