米ジェフリーズ、オフィス入館にコロナワクチン接種義務付けへ

［ニューヨーク　２９日　ロイター］ - 米投資銀行ジェフリーズ・ファイナンシャル・グループは２９日、従業員・訪問者問わず、新型コロナウイルスワクチン接種者のみにオフィス入館を許可する方針を同社ウェブサイトに掲載したメモで明らかにした。

この措置は、感染力の強いデルタ型変異株の急拡大を受けたもの。リッチ・ハンドラー最高経営責任者（ＣＥＯ）とブライアン・フリードマン社長が執筆した同メモによると、今月に入って従業員４０人が感染し、２人が短期入院を必要とした。

両氏は、「世界が現状よりはるかにワクチンの完全接種状態に近づかない限り、デルタに続き新たな変異株が相次ぎ出現する可能性がある。われわれは、現時点ではワクチン接種完了者のみに当社オフィス入館を許可することが最良の戦略との結論に至った」と説明した。

ジェフリーズはまた、同社によるオフィス外のイベントの出席者にもワクチン接種を義務化する。

９月６日のレーバーデー以降、ワクチン未接種の従業員はリモート勤務を求められる見通し。