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午前の日経平均は続伸、FOMCや企業決算にらみ値幅は限定

ロイター / 2023年1月30日 12時8分

午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比91円19銭高の2万7473円75銭と、続伸した。写真は東証、2020年10月撮影(2023年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 30日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比91円19銭高の2万7473円75銭と、続伸した。前週末の米株高を好感し、日本株は底堅い展開となった。ただ、心理的節目の2万7500円が近づくと上値の重さも意識された。米連邦公開市場委員会(FOMC)や日米の企業決算発表を控え、内容を見極めたいとの思惑もあり、値幅は130円程度にとどまった。

日経平均は前週末の終値近辺でスタートした後、一時、100円超高となる場面があった。その後はマイナス圏に沈む場面もみられたが、前場後半にかけては再び買いが優勢となり、底堅く推移した。企業決算を手掛かりにした個別物色がみられたほか、中国による日本人向けのビザ(査証)発給再開が好感され、リオープン(経済再開)関連株が買われた。

今週はFOMC、米ハイテク企業や国内企業の決算発表、米雇用統計など、イベントや経済指標の発表が相次ぐことから、市場では「日経平均は2万7500円を上値めどとして足踏み状態が続いている」(auカブコム証券・マーケットアナリスト、山田勉氏)との声が聞かれる。中でもFOMCへの関心が高く、「利上げ停止のタイミングが何らかの形で示されるか、注目が集まっている」(国内証券・ストラテジスト)という。

auカブコム証券・山田氏は「パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長はタカ派姿勢を維持しているものの、利上げ停止が近づいていることはたしかで、マーケットは懐疑的」との見方を示した。

TOPIXは0.14%高の1985.42ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆2733億6300万円だった。東証33業種では、化学工業、精密機器、繊維業など19業種が値上がり。一方、鉄鋼、保険業、サービス業など14業種は値下がりした。

個別では、ファナックが4.2%高と急騰し、日経平均を32円ほど押し上げた。同社は27日、1対5の株式分割や見通しの上方修正を発表し、好感された。

半導体関連株は朝方は軟調にスタートしたものの、前場後半にかけては切り返し、東京エレクトロンは0.5%高、アドバンテストは0.2%高となった。米国が求めていた半導体製造装置の対中輸出規制を巡り、日本とオランダが合意したと週末に伝わったことが重しとなっていた。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1180銘柄(64%)、値下がりが556銘柄(30%)、変わらずが98銘柄(5%)だった。

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