中国軍機11機が中間線越え、周辺で計24機確認＝台湾国防部

　６月３０日午前に中国軍機１１機が台湾海峡の中間線を越えたと、台湾国防部（国防省）は発表した。写真は昨年８月撮影（２０２３年　ロイター/Dado Ruvic）

[台北 ３０日 ロイター] - 台湾国防部（国防省）は中国軍機１１機が３０日午前に台湾海峡の中間線を越えたと発表した。

台湾を自国領土と見なす中国は台湾への軍事的圧力を強めている。

国防部は戦闘機や爆撃機を含む計２４機の中国軍機が現地時間３０日午前８時ごろから台湾周辺で確認されたとし、中国の戦艦５隻も「戦闘即応パトロール」に加わったと述べた。

台湾は警告のため航空機と艦船を派遣し、ミサイルシステムで活動を監視したという。

台湾安全保障当局の高官はこの日の中国の活動について、米国のマイク・ロジャース下院軍事委員長が率いる議員団の訪台を受けたものとみられるとロイターに語った。

米国務省は２９日、最大４億４０００万ドル規模となる台湾への砲弾売却や補給支援を承認した。