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ライス元米大統領補佐官、トランプ氏をロシアに弱腰と非難

ロイター / 2020年7月30日 10時38分

 7月29日、ライス元米大統領補佐官は、ロシア政府がアフガニスタンの反政府武装勢力タリバンの関連組織に米軍など駐留部隊殺害を、報奨金を提示し依頼していたとの情報について、トランプ大統領がロシアのプーチン大統領に問いただすことを怠ったとし、弱腰な姿勢を非難した。ABCテレビのインタビューで語った。写真はワシントンで2017年5月撮影(2020年 ロイター/Aaron P. Bernstein)

[29日 ロイター] - オバマ前米政権で大統領補佐官を務めたスーザン・ライス氏は29日、ロシア政府がアフガニスタンの反政府武装勢力タリバンの関連組織に米軍など駐留部隊殺害を、報奨金を提示し依頼していたとの情報について、トランプ大統領がロシアのプーチン大統領に問いただすことを怠ったとし、弱腰な姿勢を非難した。ABCテレビのインタビューで語った。

ライス氏は、米大統領選で民主党候補指名を確実にしているバイデン前副大統領による副大統領候補選びで、最終リストに入っているとされる。

ライス氏はトランプ氏について「我が国の最高司令官として完全に失格だ」と指摘。「常にプーチンを大目に見ており、そのことについて極めて奇妙で不可解な理由を並べ立てている」と語った。

トランプ氏は28日のHBOテレビのインタビューで、報奨金の情報についてプーチン氏に問い合わせたことは一度もないと表明。トランプ氏はずっとロシア政府との関係悪化の緩和を模索しており、これまで報奨金情報を「虚偽」と呼び、6月下旬にメディアが報じるまで報告を受けたことはなかったとも主張している。

一方、ライス氏はABCに対し、バイデン陣営が自分を副大統領候補に検討していることは認めたが、陣営からインタビューを受けたかには言及しなかった。

バイデン氏は28日、副大統領候補を8月第1週に指名すると表明した。米国が人種差別を巡る抗議活動で揺れる中、バイデン氏は副大統領候補に白人以外の女性を選ぶとの見方が広がっている。

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