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トランプ氏、米メキシコ国境を訪問 バイデン大統領の政策批判

ロイター / 2021年7月1日 5時14分

6月30日、トランプ前米大統領は米南部のメキシコ国境を訪れ、バイデン大統領が国境管理を取り払い、米国の国家安全保障をないがしろにしていると批判した。写真は同日、メキシコとの国境地帯を訪れるトランプ氏(2021年 ロイター/Callaghan O'Hare)

[ウェスラコ(米テキサス州) 30日 ロイター] - トランプ前米大統領は30日、米南部のメキシコ国境を訪れ、バイデン大統領が国境管理を取り払い、米国の国家安全保障をないがしろにしていると批判した。

トランプ氏はテキサス州のアボット知事(共和党)と共に演説し、バイデン大統領の国境対策によって、不法移民や麻薬の密輸が増加したと指摘。「彼らは実際に検問所のない国境を望んでいるのか、それとも無能なのか?」と述べた。

トランプ氏が公の場に姿を見せるのは今週2回目。26日には退任後初の集会を中西部オハイオ州で開き、昨年の大統領選で自身が敗北したのは不正によるものだという主張を繰り返し、2024年の大統領選に再出馬する可能性を示唆した。

バイデン大統領は1月の就任後、トランプ前政権による移民政策の多くを撤回。トランプ氏が看板政策に掲げていたメキシコ国境の壁建設も中止した。

ロイター/イプソスの最新の調査によると、バイデン大統領の移民政策への支持は40%、不支持は47%と、過去数カ月大きな変化はない。

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