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生産2月速報は前月比+0.4%、コロナの影響十分織り込まず

ロイター / 2020年3月31日 9時50分

 3月31日、経済産業省が発表した2月鉱工業生産指数速報は前月比 0.4%上昇となった。ロイターの事前予測調査では同 0.1%上昇と予想されており、これを上回った。写真は川崎市の京浜工業地帯で2017年6月撮影(2020年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 31日 ロイター] - 経済産業省が31日発表した2月鉱工業生産指数速報は前月比 0.4%上昇となり、3カ月連続のプラスとなった。自動車などの減産を電子部品などの増産がカバーした。ロイターの事前予測調査では同 0.1%上昇と予想されており、これを上回った。

生産予測指数は3月が前月比 5.3%低下、4月が同 7.5%上昇となった。経産省は生産の基調判断を「一進一退しながら弱含んでいる」として据え置いた。もっとも、これら調査が実施されたのは3月上旬。「新型コロナウイルスの影響は十分織り込まれておらず、3月は予測指数より低下する可能性がある」(経産省幹部)。

2月の生産指数を押し上げたのは電子部品、化学、鉄鋼など。大容量フラッシュメモリーや電子の眼(CCD、電荷結合素子)などの生産が押し上げた。

一方、自動車や航空機部品、生産用機械などは指数を押し下げた。

新型コロナウイルスの影響では、2月は自動車や冷蔵庫、複写機などの部品供給に響いた。3月は外出自粛などによる需要減が影響するとみている。

マスクや石鹸など新型コロナ需要による上昇品目もあるものの、「生産指数の押し下げ要素の方が多い」(経産省幹部)という。

*内容を追加しました。

(竹本能文 編集:内田慎一)

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