1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

日銀国債買入方針、4月は1兆円程度増加の見通し

ロイター / 2020年3月31日 18時15分

3月31日、日銀は4月の「当面の長期国債等の買入れの運営について」を公表した。写真は円紙幣。2011年8月撮影(2020年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 31日 ロイター] - 日銀は31日、4月の「長期国債買い入れ予定」を公表した。短中長期債のオファー回数を増加させた。オファー額のレンジの中央値でみた場合、トータルの月間買い入れ額は3月の通常オペに比べ、1兆0350億円増加する。

オファー額のレンジと回数は、以下の通り。カッコは3月方針。

「残存期間1年以下」:500─1000億円、月3回程度(3月は100─1000億円程度、2回程度)

「1年超3年以下」:2000─4500億円、6回(3000─5500億円、4回)

「3年超5年以下」:1500─4000億円、6回(2000─4500億円、4回)

「5年超10年以下」:2000─5000億円、5回(2000─5000億円、4回)

超長期債は「10年超25年以下」が500─2000億円で月2回、「25年超」も0─500億円が月2回となり、3月方針と同じだった。

みずほ証券のチーフ債券ストラテジスト、丹治倫敦氏は「オファー回数の増加に関しては、今月の臨時オペの延長という意味合いではないか。依然として市場が荒れていることから、流動性を供給する機会を多くしたのだろう」とみている。

一方、市場では「新型コロナによる経済対策で、カレンダーベースの国債市中発行額が増える可能性が出ている。増発されるとしても7月からではあるが、日銀としてサポートするという意味もあるのではないか」(国内証券)との見方もあった。

*内容を追加しました。

(伊賀大記 編集:田中志保)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください