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欧州コロナ債、既存機関利用なら直ちに発行可能=ESM責任者

ロイター / 2020年4月1日 4時18分

ユーロ圏の救済基金である欧州安定メカニズム(ESM)の責任者、クラウス・レグリング氏は、欧州9カ国の首脳が提唱する新型コロナウイルス対策費用の調達に向けた「コロナ債」の発行について、新たな機関を設立する場合は手続きに最長3年かかると述べた。ウィーンで撮影(2020年 ロイター/LEONHARD FOEGER)

[ブリュッセル 31日 ロイター] - ユーロ圏の救済基金である欧州安定メカニズム(ESM)の責任者、クラウス・レグリング氏は、欧州9カ国の首脳が提唱する新型コロナウイルス対策費用の調達に向けた「コロナ債」の発行について、新たな機関を設立する場合は手続きに最長3年かかると述べた。ただ既存の機関を利用すれば、理論的には直ちに発行できるとの考えを示した。

レグリング氏は英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙に対し、ESMが市場から資金を調達しユーロ加盟国に融資を行った際、ユーロ圏は言ってみればすでに共同債を発行していたと指摘。欧州連合(EU)は欧州委員会や欧州投資銀行(EIB)などを通して資金を借り入れることもできるとし、「既存の機関を利用すれば、EIBは直ちに実行できる。ESMも存在している。こうした機関は欧州共同債を発行できる」と述べた。

その上で「各国が新たな機関を設立したい場合は可能だが、設立まで最長3年かかる上、各国は資本保証などを整備する必要がある」とし、新型ウイルス感染拡大への対応で短期的な資金調達が必要な場合、「既存の機関を通して、既存の手段を利用する以外の方法はない」と述べた。

ユーロ圏財務相は4月7日に会議を開き、コロナ債などについて協議を行う。

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