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中国シノバック製ワクチン、オミクロンに低効果=査読前論文

ロイター / 2022年1月1日 1時43分

12月31日、中国のシノバック・バイオテック(科興控股生物化学)製の新型コロナウイルスワクチンについて、2回接種後にファイザー・ビオンテック製のワクチンでブースター接種(追加接種)を行っても、オミクロン変異株に対する免疫効果が低いとする研究結果が発表されたことが分かった。写真は2020年9月、北京で撮影(2022年 ロイター/Thomas Peter)

[31日 ロイター] - 中国のシノバック・バイオテック(科興控股生物化学)製の新型コロナウイルスワクチンについて、2回接種後にファイザー・ビオンテック製のワクチンでブースター接種(追加接種)を行っても、オミクロン変異株に対する免疫効果が低いとする研究結果が発表された。

研究結果を発表したのは米エール大学とドミニカ共和国の保健省などの研究者。査読前の論文によると、シノバック製ワクチン2回とファイザー製ワクチン1回の接種で得られた免疫効果は、メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチン2回の接種と同水準だった。

また、オミクロン株に対する抗体レベルは、従来株に比べ6.3倍低かった。

このほか、ドミニカ共和国で実施された調査では、シノバック製ワクチン2回の接種でオミクロン株に対する有意な中和効果はみられなかった。

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