午前の日経平均は反発、2万8000円台回復 割安株高い
ロイター / 2023年3月31日 12時4分
[東京 31日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比263円82銭高の2万8046円75銭と、反発した。金融不安の後退による米株高や為替の円安が支えとなり、日経平均は3月10日以来3週間ぶりに節目の2万8000円を回復した。鉄鋼や商社などのバリュー株(割安株)への物色が目立った。円安を背景に、自動車などの輸出関連銘柄も堅調に推移した。
金融不安が後退したことによる前日の米株高を受け、東京市場でも買いが優勢となった。鉄鋼や商社などの低PBR(株価純資産倍率)株を中心としたバリュー株が買われた。一方、期末の配当狙いで買われていた海運株は、配当権利落ちの影響もあり軟調だった。
日経平均は226円高でスタート。その後も徐々に上げ幅を拡大し、一時、前営業日比約340円高の2万8124円62銭高まで上昇した。前引けにかけては徐々に上げ幅を縮小した。
岡三証券の松本史雄チーフストラテジストは「2月の鉱工業生産指数速報値では、生産の改善が確認できたので鉄鋼株買いにつながっている可能性がある」との見方を示した。米国で2月の米個人所得・消費支出の発表を今晩に控えていることから、後場にかけては徐々に膠着感が強まる見通しという。
TOPIXは1.04%高の2003.90ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆4949億8600万円だった。東証33業種では、海運業以外の32業種が値上がりした。
個別では、指数寄与度の大きいソフトバンクグループが3.1%高。日本製鉄や神戸製鋼所はそれぞれ4%超高だった。一方、商船三井などの海運株は売られた。東京エレクトロンは朝方に買われていたが、政府が半導体製造装置を輸出管理対象に追加すると発表したことが嫌気され、一転、1.5%安となった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1244銘柄(67%)、値下がりが516銘柄(28%)、変わらずが74銘柄(4%)だった。
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