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新型コロナ感染、都内で最多463人 専門家「感染拡大漸増段階」

ロイター / 2020年7月31日 17時59分

 7月31日、東京都内で、新たに463人の新型コロナウイルス感染者が確認された。写真は小池都知事。都内で10日撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)

[東京 31日 ロイター] - 東京都内で31日、新たに463人の新型コロナウイルス感染者が確認された。30日の367人を上回り、連日の過去最多更新となる。政府はこの日の新型コロナウイルス感染症対策分科会を開催、専門家は現状について「感染拡大漸増段階」にあると分析、次の「感染拡大急増段階」に進めないために、クラスターの早期封じ込めなどの対応を政府に要請した。

<東京都、休業要請の可能性>

小池百合子東京都知事は記者会見で、一刻の猶予も許されず、「感染拡大特別警報」を出したと説明。状況が悪化すれば、東京都独自の緊急事態宣言を発出せざるを得なくなると強い危機感を改めて示した。一方で、感染者は増えているが、重症者は前日までの22人から16人に減ったと強調した。

東京都の新規感染者数は30日夜の発表で7日間平均で258.3人。陽性率は同6.6%。感染拡大を受けて小池知事は、都内の酒類を提供する飲食店やカラオケ店に8月3日から31日まで営業時間を夜10時までに短縮するよう要請している。小池知事は31日の会見で、さらに踏み込んだ休業要請についても「その可能性はある」と語った。

新型コロナウイルスへの感染者は全国的な広がりを見せており、30日には1日に確認された感染者は過去最多の1300人超となった。

<焦点絞った対応が必要>

政府は31日、新型コロナ感染症対策分科会を開き、現在の状況を分析、専門家からは現在は「感染漸増段階にある」との分析が示された。西村康稔経済再生担当相は、次の「感染急増段階」に進めてはいけない状況だと強調。感染者の数を減らしていく必要があると述べた。クラスターが発生している業種に焦点を絞り対応していく考えを示した。

菅義偉官房長官は31日の閣議後会見で、全国的な新型コロナ感染症の拡大がみられ一部で「第2波」到来との表現も聞かれる状況となっていることについて、3─4月とは異なる状況であり現時点で緊急事態宣言を再発出する状況ではないとする一方、感染拡大の次なる波に備えて万全の対策をしていきたいとの考えを示した。

*内容を追加しました。

(石田仁志 グラフ作成:照井裕子 編集:田中志保)

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