ロンドン車暴走 「ムスリム皆殺し」叫ぶ容疑者、イマームが守る

AFPBB News / 2017年6月20日 6時49分

英ロンドンで起きた車暴走事件の現場近くで、「イスラム嫌悪にノー、戦争にノー」と書かれたプラカードを掲げる人(2017年6月19日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

【AFP=時事】英首都ロンドン(London)のモスク(イスラム礼拝所)付近で19日未明、イスラム教徒の一行に車が突っ込んだ際、彼らは倒れた高齢男性を介抱しているところだった。目撃証言によると、容疑者の男は「ムスリム(イスラム教徒)を皆殺しにしたい」と叫んでいたという。

 事件が発生したのは19日午前0時すぎ。ロンドン北部のフィンズベリーパーク・モスク(Finsbury Park Mosque)とムスリム・ウェルフェア・ハウス(Muslim Welfare House)で行われた礼拝が終わり、その場に倒れた信者を助け起こそうとしていた人々に向かって車が突入した。倒れていた男性は現場で死亡が確認され、10人が負傷。うち8人が病院に搬送された。

 車の運転手は、地面に押さえ付けられて群衆から暴行を受ける寸前だったが、怒りの収まらない若者らに後ろへ下がるよう諭して運転手を助けたのは、ムスリム・ウェルフェア・ハウスのイマーム(イスラム教指導者)、モハメド・マフムード(Mohammed Mahmoud)師だった。

 マフムード師は報道陣に対し、「すぐさま襲撃犯を取り囲み始めた人々がいるのに気が付いた。中にはたたいたり殴ったり、蹴ったりしようとしている人もいた」「神のご加護により、われわれは何とか彼(容疑者)の周囲に立ち、危害を受けないよう守ることができた」と語った。

 警察車両が通り掛かり、運転手は足を引きずられるように連行されていった。警察車両に押し込まれる際、運転手はぼうぜんと困惑した表情を浮かべていた。警察によると、容疑者は47歳の男で、テロ関連の容疑で逮捕された。
【翻訳編集】AFPBB News

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