木村に敗れた中国人ボクサー、深刻な目の問題でキャリアの危機に

AFPBB News / 2018年1月13日 10時39分

中国・上海のジムで練習に臨むボクサーの鄒市明(2017年7月12日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

【AFP=時事】五輪の男子ボクシングで2連覇を達成した中国の鄒市明(Shiming Zou、ゾウ・シミン)が12日、目に深刻な問題を抱えていることを明らかにした。同選手は中国版ツイッター(Twitter)の「ウェイボー(微博、Weibo)」に「自分であることに変わりはない」と投稿しており、キャリアを終える可能性が高いことを示唆している。

 昨年7月に行われたWBOフライ級タイトルマッチで、挑戦者の木村翔(Sho Kimura)に敗れてタイトル防衛に失敗した鄒は先月、左目の大部分の視界が突然失われて即座に病院で治療を開始した。現在は上海の病院を退院してある程度視力は回復したものの、リングに復帰することや、さらなる治療が必要になるかどうかの判断は時期尚早であるという。

 国営の新華社(Xinhua)通信の報道によると、鄒は両目に問題を抱えており、特に左目を眼窩(がんか)骨折して入院していたとされている。同選手の陣営はウェイボーに「ブラザー・ミン(鄒)を心配してくれている人々や、彼を看病してくれた病院のスタッフに感謝している」とつづると、「自分であることに変わりはない」という鄒のメッセージもつけ加えた。

 鄒陣営はAFPの取材に対し、今後も治療を続けていくかどうかは不明であるとしながらも、手術は受けていないことを明かし、「彼は退院したばかりで、自宅でリハビリをしている。(左の)目は少しずつ回復しているが、健康であるとは言えない」と話した。

 昨年7月に上海で行われた木村との初防衛戦でまさかのKO負けを喫した後、「最期まで戦う」とタイトル奪還を誓っていた鄒にとって、この半年間は波乱に満ちたものとなった。

 鄒は2016年に米ラスベガスで王者不在だったWBOフライ級のベルトを獲得したものの、2013年にプロ転向して以降は、2つの五輪金メダルと3つの世界タイトルを獲得したアマチュア時代のような圧倒的な強さを発揮することはできていなかった。
【翻訳編集】AFPBB News

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