南スーダンでも職員が性的暴行か、国際NGOオックスファムの疑惑拡大

AFPBB News / 2018年2月14日 16時0分

英グラスゴーにある国際NGOオックスファムの書店(2018年2月10日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

【AFP=時事】英国を拠点とする国際NGO「オックスファム(Oxfam)」の職員が、2010年の大地震で被災したハイチなどで買春をしていたとされる問題で、新たに南スーダンや英国内でも職員らによる性的暴力が行われ、上層部が隠蔽(いんぺい)していたと元幹部が明らかにするなど、同組織をめぐる疑惑は混迷が深まっている。

 オックスファムで国際保全活動のトップを務めていたヘレン・エバンス(Helen Evans)氏は12日、英テレビ局チャンネル4(Channel 4)の番組に出演し、同組織の幹部が性的暴行について把握していながら対策を怠ったと批判。さらに英国内に数百か所ある同組織のチャリティーショップでボランティアに参加していた未成年に対しても暴力行為が行われていたと明らかにした。

 エバンス氏によると、自らの在任中の2012~15年に3か国に滞在するオックスファムの職員120人を対象に行った調査で、11~14%の職員が性的暴行を目撃したか被害を受けたと回答した。南スーダンでは4人が、職員によるレイプやレイプ未遂を目撃したか被害を受けたと答えたという。

 調査結果を受けて、エバンス氏はオックスファムの幹部チームに対策を講じるよう求めようとしたが、マーク・ゴールドリング(Mark Goldring)事務局長が取り合わなかったという。

 エバンス氏の番組出演の数時間前には、オックスファムのペニー・ローレンス(Penny Lawrence)副事務局長が、ハイチやチャドでの職員による買春問題の責任を取って辞任している。

 この問題についてハイチのジョブネル・モイーズ(Jovenel Moise)大統領は13日、人道援助に携わる職員らが「支援を必要としている人々」を搾取することほど「威厳がなく不誠実な」ことはないとツイッター(Twitter)で糾弾した。

 また、オックスファムの大使を務めていた英女優のミニー・ドライバー(Minnie Driver)も同日ツイッターで、性的暴行問題を受けて大使を辞任すると発表した。

 オックスファムには昨年、英政府から3170万ポンド(約47億円)の助成金が支払われており、国内で大きな怒りが巻き起こっている。

 さらに性的暴行問題とは別に、20の組織で構成されるオックスファム・インターナショナル(Oxfam International)のフアン・アルベルト・フエンテス・ナイト(Juan Alberto Fuentes Knight)代表が13日、出身国のグアテマラで汚職疑惑によって逮捕された。

 オックスファム・インターナショナルの広報担当者によると、フエンテス氏は無実を主張しており、捜査に全面協力すると述べたという。
【翻訳編集】AFPBB News

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