米高裁、「音響兵器」の危険性認める

AFPBB News / 2018年6月14日 14時51分

ニューヨーク市警のパトカー(2017年12月31日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

【AFP=時事】米ニューヨークの連邦高裁は13日、警官2人による「音響兵器」の使用は憲法に違反する警察力の乱用と判断した下級審判決を維持した。

 ニューヨーク市警の警察官は2014年12月、正式には長距離音響発生装置(LRAD)として知られる装置を使い、黒人男性の死亡に関与した警官の不起訴処分に抗議するデモの参加者を追い散らした。この時、デモに参加していた6人が、LRADによって偏頭痛、目まい、副鼻腔の痛み、聴覚障害などを受けたとして提訴した。

 ニューヨーク高裁は判決文で「街頭デモの参加者によって引き起こされた問題は、力の公使、まして重症を引き起こす恐れのある力の行使を正当化しない」と述べ、この装置が誤用されていれば、警察による暴力の原因となる可能性があるとした下級審判決を維持した。

 2000年代に当初は軍事用として開発されたLRADは、特定の方向に向けて高音を発し、群衆を追い散らすのに十分な不快感を与えることができる。一方でLRADは、大勢の人間に指示を出すための強力な拡声器としても使用できる。

 製造者のウェブサイトによると、LRADは全米250以上の都市、郡、州で使用されているが「武器ではない」という。
【翻訳編集】AFPBB News

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