正恩氏妻を「わいせつ」に描いたビラ、北朝鮮が激怒の理由とロシア大使

AFPBB News / 2020年6月30日 22時54分

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と李雪主(リ・ソルジュ)夫人。北朝鮮・平壌にて。朝鮮中央通信提供(2019年6月21日撮影、22日公開)。(c)AFP PHOTO/KCNA VIA KNS

【AFP=時事】北朝鮮を批判するビラを脱北者団体が散布し、北朝鮮の激しい怒りを招いていることについて、駐北朝鮮ロシア大使はビラに金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長の夫人を「わいせつで侮辱的」に表現したことに起因するとの見方を示した。


 北朝鮮政府はここ数週間、韓国に住む脱北者らがビラを風船で軍事境界線を越えて飛ばしたり、ボトルに入れて流したりしていることについて、激しい批判を展開している。


 こうした活動は長年にわたり南北間の争点になっていたが、北側は今回、南北共同連絡事務所を爆破し、軍事的措置を示唆するなど圧力を強めた。


 ロシアのアレクサンドル・マツェゴラ(Alexander Matsegora)駐北朝鮮大使によると、直近で実施された5月31日のビラ散布で、金氏の妻、李雪主(リ・ソルジュ、Ri Sol-Ju)夫人の挑発的な画像があったことから、北朝鮮政府の「冗談では済まない激しい怒り」を招いたという。


 ロシアは孤立化している北朝鮮にとって主要な友好国であり、マツェゴラ氏は首都平壌に最も長く駐在している大使の一人だ。


 マツェゴラ氏は29日、ロシア国営のタス通信(TASS)の取材に対し「ビラには最高指導者の夫人を標的にした、ある種のわいせつで侮辱的なプロパガンダが載っていた」と話した。


 また、同氏によると「ひどく下等な」加工が施された画像が、北朝鮮側の我慢の限界を超える最後の一撃になったという。

【翻訳編集】AFPBB News

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