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太平洋諸島フォーラム、共同声明から「台湾」削除 中国の非難受け

AFPBB News / 2024年8月31日 11時56分

トンガ開催の太平洋諸島フォーラム(PIF)首脳会議(サミット)に出席した首脳ら(2024年8月29日撮影)。(c)TUPOU VAIPULU / AFP

【AFP=時事】太平洋諸島フォーラム(PIF)は31日朝、中国の非難を受けて、トンガで開催された首脳会議(サミット)の共同声明(コミュニケ)から台湾に関する記述を削除して再発表した。


 PIFは5日間にわたり開催されたサミットの後、30日に「承認を受けた」共同声明を公表。その中で台湾のPIF参加を認める30年前の合意を再確認した。


 だが、この記述に中国の外交官らが即座に反発。共同宣言を修正するよう圧力をかけた。


 説明なく再発表された共同声明では、PIFと「台湾との関係」に関する段落があからさまに削除されていた。当初は、「台湾/中華民国との関係」と題され、台湾がPIFに加盟する道を開いた1992年の決定を各国首脳が「再確認」する内容が記されていた。




 中国の銭波(Qian Bo)太平洋島しょ国担当特使は30日の会見で、共同宣言について「何者かによる驚くべき間違いだ」とし、「修正されなければならないと思う」と主張した。


 銭氏はこれに先立ち、状況を明らかにするためにPIFの事務局に連絡したと明かし、「これが最終的な共同声明であってはならない。文言の修正が必要だ」と訴えていた。


 中国は台湾の自治権を否定し、国際機関から排除しようと積極的に活動している。


 中国の主要なパートナーであるソロモン諸島は、台湾のPIFにおける「開発パートナー」としての地位を剥奪しようと働き掛けている。


 AFPはPIFに本件へのコメントを求めたが、現時点で回答は得られていない。

【翻訳編集】AFPBB News

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