チェルシーがサンチョと契約、スターリングはアーセナルへ

イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッドからチェルシーへ移籍すると報じられたジェイドン・サンチョ（2024年7月27日撮影）。(c)Patrick T. Fallon / AFP

【AFP＝時事】サッカーイングランド・プレミアリーグは30日、夏の移籍市場最終日を迎え、チェルシー（Chelsea）はマンチェスター・ユナイテッド（Manchester United）のMFジェイドン・サンチョ（Jadon Sancho）との契約に合意したと報じられる中、FWラヒーム・スターリング（Raheem Sterling）がアーセナル（Arsenal）に期限付きで加入することが決まった。


　サンチョは来季から移籍金2500万ポンド（約47億8000万円）での完全移籍を条件に、ブルーズ（Blues、チェルシーの愛称）にローン加入する。サンチョが加わることで肥大化しているチェルシーの選手層はさらに厚みを増すが、エンツォ・マレスカ（Enzo Maresca）新監督の構想外となった一人であるスターリングは退団して新天地を見いだすことになった。

　スターリングはマンチェスター・シティ（Manchester City）時代に、ガナーズ（Gunners、アーセナルの愛称）の現指揮官であるミケル・アルテタ（Mikel Arteta）監督とともに仕事をしてきた経験がある。


　その一方でチェルシーは、イタリア・セリエAのナポリ（SSC Napoli）に所属するFWビクター・オシムヘン（Victor Osimhen）との契約合意には至らなかったとされている。


　ナイジェリア出身のオシムヘンについては、サウジアラビア1部リーグのアル・アハリ（Al-Ahli Saudi SC）も獲得に興味を示していたが、同クラブはブレントフォード（Brentford FC）のFWアイバン・トニー（Ivan Toney）との契約にサイン。ブレントフォードは移籍金4000万ポンド（約76億5000万円）を受け取ったと報じられた。


　ユナイテッドは、フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン（Paris Saint-Germain、PSG）でプレーしていたウルグアイ代表のMFマヌエル・ウガルテ（Manuel Ugarte）を移籍金5000万ユーロ（約80億円）で獲得した。一方でスコットランド代表のスコット・マクトミネイ（Scott McTominay）はナポリに移籍している。


　アーセナルは、GKアーロン・ラムズデール（Aaron Ramsdale）を移籍金2500万ポンド（約47億8000万円）でサウサンプトン（Southampton FC）に放出したため、GKダビド・ラヤ（David Raya）の控えとしてボーンマス（AFC Bournemouth）からGKネト（Norberto Murara Neto）を1年間の期限付きで獲得した。


　クリスタルパレス（Crystal Palace）は、ニューカッスル・ユナイテッド（Newcastle United）からのマーク・グエヒ（Marc Guehi）に対する興味を拒否する中、この日は最も活発な動きを見せたクラブの一つとなった。


　アーセナルのFWエディ・エンケティア（Eddie Nketiah）を最大3000万ポンド（約57億円）の移籍金で獲得すると、ドイツ・ブンデスリーガ1部のVfLボルフスブルク（VfL Wolfsburg）からは仏人DFマクサンス・ラクロワ（Maxence Lacroix）が加入。また、チェルシーからはトレヴォ・チャロバー（Trevoh Chalobah）が期限付き移籍している。

【翻訳編集】AFPBB News