元ヘビー級王者ジョシュア、完全復活へ デュボアと世界戦

ボクシング、IBF世界ヘビー級タイトルマッチを控えた計量の会場に到着し、ポーズをとるアンソニー・ジョシュア（2024年9月20日撮影）。(c)Adrian Dennis / AFP

【AFP＝時事】ボクシング、元世界ヘビー級王者のアンソニー・ジョシュア（Anthony Joshua、英国）は、21日に行われるダニエル・デュボア（Daniel Dubois、英国）とのIBF同級タイトルマッチで、復活への長い道のりを完結させようとしている。


　ジョシュアは2019年にアンディ・ルイス・ジュニア（Andy Ruiz Jr、米国）に敗れると、その後オレクサンドル・ウシク（Oleksandr Usyk、ウクライナ）にも連敗。英ロンドンのウェンブリー・スタジアム（Wembley Stadium）でデュボアに勝って3度目の世界王者となれば、数年に及んだ苦しい時期に完全に区切りをつけられると考えている。

　4度のダウンを取られ、まさかの7回TKO負けを喫したルイス戦後「みんなから批判を受け、精神的に強くなった」というジョシュア。今回の一戦には4連勝中で乗り込むが、ルイス戦の苦い記憶を完全に消し去るまでは満足しないと語る。


　デュボアに勝利し、12月に行われるウシク対タイソン・フューリー（Tyson Fury、英国）の勝者との対戦も見据える中、「準備はできている。自分の実力を全員に思い出させる」「自分は全てのファイトをレガシーにしたい。全力で戦う。ダニエルへのメッセージは、グッドラックというだけだ」と話した。


　対するハードパンチャーのデュボアも、昨年ウシクに敗れた後は2連勝して調子を上げている。IBFのベルトは6月にウシクが返上し、現在はデュボアが手にしている。

【翻訳編集】AFPBB News