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ローマ教皇、バチカンでのスーチー氏保護を提案 報道

AFPBB News / 2024年9月24日 19時33分

ミャンマーの首都ネピドーで会談するアウンサンスーチー国家顧問(当時)とローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇(2017年11月28日撮影、提供)。(c)AFP PHOTO / OSSERVATORE ROMANO

【AFP=時事】ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇(Pope Francis)が、2021年の軍事クーデター以降身柄を拘束されているミャンマーの民主化指導者アウンサンスーチー(Aung San Suu Kyi)氏(79)をバチカン市国で保護することを提案した。イタリアのメディアが24日、伝えた。


 フランシスコ教皇が今月行ったアジア訪問の際に行われたイエズス会士との会談の報告によると、教皇は「アウンサンスーチー氏の解放を要請した。また、ローマで彼女の息子に会った。教皇庁に彼女をわれわれの領土で保護することを提案した」と話した。


 伊全国紙「コリエレ・デラ・セラ」は、イタリア人司祭アントニオ・スパダーロ(Antonio Spadaro)氏が語った、教皇のアジア歴訪の際に行われた非公開会談の一部をまとめた記事を掲載した。




 アウンサンスーチー氏は、複数の罪で有罪となり、禁錮27年の刑に服している。


 1991年のノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)受賞者である同氏はかつて人権の象徴とされていた。


 2015年に行われた25年ぶりの民主的な選挙では、同氏が率いる国民民主連盟(NLD)が勝利したものの、国軍による少数民族ロヒンギャ(Rohingya)迫害を止めるために何もしなかったとして2017年には国際的非難を受けた。


 2021年には国軍がクーデターを起こし、拘束された。

【翻訳編集】AFPBB News

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