ネタニヤフ氏、停戦破れば「徹底的な軍事作戦」 ヒズボラに警告

停戦発効後のレバノン南部の都市ナバティエで、破壊された建物のそばを走る車（2024年11月28日撮影）。(c)AFP

【AFP＝時事】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は28日、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラに対し、レバノン政府との間で結ばれた停戦を破るようなことがあれば「徹底的な軍事作戦」を展開すると警告を発した。停戦は27日未明に発効した。

この数時間前には、イスラエル軍がレバノン南部への爆撃を行ったと発表。「テロリストの活動」がヒズボラの施設で確認されたとした。さらに、停戦を破ったとされるグループに対して発砲したともしている。

イスラエル民放チャンネル14とのインタビューでネタニヤフ氏は「停戦が破られた場合、必要であれば『徹底的な軍事作戦』を展開するよう（軍に）指示を出した」と述べた。

米国の当局者が匿名を条件に記者団に語ったところによると、イスラエル軍はレバノン南部に当面とどまることになるが、今後60日の間にレバノン軍と治安部隊が展開するのと同時に段階的に撤退する。

【翻訳編集】AFPBB News